A11
タコノキの果実
小笠原諸島に固有な常緑小高木。幹の下部からたくさんの支柱根を出し、その姿が蛸に似ることから「タコノキ」の名がある。果実は球形で、パイナップルを思わせる集合果である。種子は海流で広がるほか、オガサワラオオコウモリ (Pteropus pselaphon)によっても散布される。近年は外来種のクマネズミ(Rattus rattus)による食害が深刻化している。展示しているものは果実である。 (池田 博)
小笠原諸島に固有な常緑小高木。幹の下部からたくさんの支柱根を出し、その姿が蛸に似ることから「タコノキ」の名がある。果実は球形で、パイナップルを思わせる集合果である。種子は海流で広がるほか、オガサワラオオコウモリ (Pteropus pselaphon)によっても散布される。近年は外来種のクマネズミ(Rattus rattus)による食害が深刻化している。展示しているものは果実である。 (池田 博)