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    日本国内各地、1930年代採集、高さ90~210cm(TI00012960~12965)

A16
大型植物標本(タケ・ササ類 とオオウバユリ)

タケ・ササ類は日本を含む東アジアで多様化した仲間で、明治から大正、昭和の初期にかけて、牧野富太郎(1862–1957)、中井猛之進(1882–1952)、小泉源一(1883–1953)らが競って新種を記載した。この標本は中井猛之進が研究に用いた標本である。また、果実をつけた標本は、地衣類学者であった朝比奈泰彦(1881–1975)が採集したオオウバユリ (Cardiocrinum cordatum var. glehnii) の標本である。 (池田 博)