• 画像

    ツリガネカイメン、19世紀収集、高さ76cm (H571)

A20
ツリガネカイメン

海綿動物門・六放海綿綱・六放星目・ロッセラ科に属し、六放海綿類の中で最大。体長 1m内外。体は和名の通り釣鐘状で,基部がやや曲っている。体の大部分はケイ酸質(ガラス)の骨片である。1891年に東京帝国大学理学部教授であった飯島魁博士により新種として発表された。飯島博士は明治~大正期に活躍した動物学者で、海綿の他、縄文人や鳥類、魚類、寄生虫の研究などに従事し、日本鳥学会初代会長を務めたことでも知られる。 (上島 励・矢後勝也)