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    日本、千葉県、縄文時代後期、高さ15.5cm(A4117)

A32
古作貝塚出土の貝輪入り蓋付土器

1928年の工事中に蓋付土器が2点発見された。知らせを受けた松村 瞭と八幡一郎が駆けつけ、発見状況と経緯を確認した。展示品の土器と貝輪は、第2号として記載されたものである。蓋付の状態で発見され、貝輪19点が土器の中におおよそ水平に重なりあったまま出土したと言う。縄文時代には貝輪を貴重品として土器に収め、貯蔵する風習があったのではないかと八幡は考察している。 (諏訪 元)