東京大学総合研究博物館 The University Museum, The University of Tokyo
東京大学 The University of Tokyo


明治期に収集された縄文人骨


坪井正五郎ら収集の土器
特別併設展示「人類先史、曙――東京大学所蔵の明治期人類学標本」

日本における人類学と先史学の曙は、東京大学が創設された1877年に遡る。それは、初代動物学教授のE. S. Morseの大森貝塚の発掘に始まった。その後、坪井正五郎が人類学講座の初代教授に付き、明治期から大正期にかけて日本の古代が初めて発見されてゆく。本展示では、大森貝塚のみならず、モースが2年の短い日本滞在期間に全国各地で収集した標本資料の一部と、モースの指導で1880年に開設された「博物場」に展示された標本を展示する。さらには、坪井らの初期の発掘標本、日本人の成り立ちを直接論ずる初めての古人骨資料などを展覧する。

主な展示物
・E.S. モースの人類先史コレクション(大森貝塚、小石川植物園内貝塚など)
・モースの全国行脚と博物場
・初めての縄文人の全身骨(1906年に堀之内貝塚出土)
・坪井正五郎蒐集の標本資料(土偶、石棒、西ヶ原・椎塚・福田貝塚出土の土器)


モース発掘の大森貝塚土器

ギャラリートーク (終了しました)
参加希望者は開始時間までに1階展示場に集合ください。
2017年11月11日(土)11:00−12:00 
 佐宗亜衣子 
 モースと大森貝塚出土人骨
2017年12月 9日(土)11:00−12:00 
 初鹿野博之
 大森貝塚と陸平貝塚のあいだ、知られざる モース資料

展示関連出版物
「人類先史、曙―東京大学総合研究博物館所蔵 
明治期等人類学標本101点写真集」

同時開催
東京大学創設140周年記念 国際共同特別展示:
  最古の石器とハンドアックスーーデザインの始まり
常設展示:UMUTオープンラボーー太陽系から人類へ



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モースが発掘もしくは標本を収集した場所