スクール・モバイルミュージアム
資源がなくなるということ ―ナウル共和国の歴史と地球・宇宙の資源
宮本英昭(本館准教授/固体惑星科学)
洪恒夫(本館特任教授/展示デザイン)
新原隆史(本館特任助教/惑星物質科学)
洪鵬(本館特任研究員/惑星大気科学)
逸見良道(本館特任研究員/惑星地質学)
清田馨(本館キュラトリアル・ワーク推進員/地球惑星物質科学)
わたしたちの暮らす地球には、現在さまざまな問題点がある。想定される爆発的な人口増加や、それに伴う食糧不足、エネルギーと金属資源の枯渇、温暖化も含めた地球環境の変化など、多くの深刻な問題が指摘されている。しかもこれは相互に密接に関連しているので、単純に一つを解決すればよいというものではない。問題を正しく理解することすら困難な状況にある。
この展覧会「資源がなくなるということ―ナウル共和国の歴史と地球・宇宙の資源」では、こうした状況をわかりやすく考えるために、ナウル共和国という島国を紹介している。この国はかつて世界で最もお金持ちの国だったが、資源の枯渇とともに現在は最も貧乏な国になってしまった、という歴史を持つ。といっても、これが地球の現状を示しているというつもりはない。ある意味極端な事例を紹介しながら、日本や地球の資源やエネルギーについて考えるきっかけを提供しようというのがこの展覧会の目的である。
この展覧会は文京区教育センターの一室をお借りして実現した。規模としてはとても小さいが、2013年に東大総合研究博物館で行った「宇宙資源−Pie inthe sky」展の一部を、小学校の教室に入る程度の大きさに組み替えたもので、スクール・モバイルミュージアムの枠組みで文京区のご支援を得て開催している。
スクール・モバイルミュージアム |
会 期 |
平成27年12月19日(土)〜平成28年3月31日(木)
(好評につき延長の予定) |
休館日 |
日曜・祝日 |
時 間 |
9:00〜17:00 |
入館料 |
無料 TEL : 03-5800-2591 |
場 所 |
東京都文京区湯島4-7-10 文京区教育センター2階
大学連携事業室 |
主 催 |
東京大学総合研究博物館 |
共 催 |
文京区教育センター |
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